世の中に存在する問題や課題の解決やもっと便利な生活のために、大学においては、日々、研究が行われていますが、その実験や研究の時の騒音対策として様々な仕様のカワイの防音室を使っていただいています。
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ピアノの騒音対策として開発されたカワイ防音ルーム「ナサール」は、他の分野でも活躍しています。
人間が不快だと感じる音は、どんな音なのでしょうか?ピアノの練習中には、同じところを何回も何回も反復練習をすることがありますが、家族であれば許すことの出来る方もいると思いますが、他人にとっては不快な騒音だと考える方がほとんどではないかと思います。自然界の雨や風や、遠くで聞こえる電車の音、自動車の音、本人が納得したり、仕方がないと諦めてしまった音は、耳に入っても気にならないのではないかと思います。
しかしながら、自分の仕事や生活の邪魔になる音、少しくらいの騒音であれば、お互い様なので納得も出来るのではないかと思いますが、それは常識を外れているでしょうという大まかな目安として、騒音の環境基準があります。環境省のホームページで記載されていますので、ご覧になってください。
騒音は、家庭だけではなく、大学や企業の研究室でも生じるようで、その騒音は、世の中のためになる試験や実験において、やむを得ず、仕方なく発生しているようです。また、非常に小さな音を測定する試験もあるとのことで、そうした環境を必要とする分野もあるようです。
大学の研究においては、専門的なところはわかりませんが、最先端のパソコンの研究や心理学、医学、工学、音響学など、騒音を遮断する環境づくりに、カワイ防音ルーム「ナサール」を納品させていただいています。
また、騒音対策に加えて、微弱な電波対策にも防音室が活躍しています。その一例として、心理学実験で脳波を測定する場合、脳波計に微弱な電波の影響が出にくいように、鉄板で出来た防音室「サイエンス・ナサール」のご注文をしていただくことがあります。この鉄板の防音室の内側に銅箔を貼り付けることで更に電波が入りにくい部屋にすることが出来ます。銅箔はアースと繋げることで、簡易シールドルームとなり、携帯の電波が部屋の中に入りづらくなるため、より正確な脳波の測定が出来るそうです。シールドルームには規格があり、電波の波長ごとに遮断する量が決められているとのことですが、規格に適合するシールドルームは高価なので、カワイの簡易シールドルームをご注文いただくことがあります。カワイの簡易シールドルームは、規格外のため電波の遮断量を保証するものではありませんが、○○ミクロンの厚さの銅箔の場合の遮断量はおおよそ検討が付くそうです。
大学で研究されている先生方や研究員の方から良くお話を聞くのは予算のお話です。限られた研究費の中で最大の効果を出していただくためにも、「安くて良い防音室」をご提供する必要があるとつくづく思います。防音室の他にも必要な計測器や実験対象物など予算はいくらあっても足りないというお話もよく耳にします。お問合せをしていただき、予算金額と必要な性能を聞いた後、「お客様のご希望する性能の防音室をなるべく安くなるべく早くご提供するにはどうしたらよいか」私達は一生懸命考えます。
私達にとっては大変光栄なことですが、一度ご縁のあった研究者の方は、リピートをしてくれる機会が多いように感じます。その先生が、大学を代わった時にまた「ナサール」をご指名していただくことがあります。テレビや新聞、ネットニュースで、先生の研究が紹介されることがありますが、「◎◎先生の研究には、カワイのナサールを使用していただいています!」と言いたいところですが、先生の研究のお邪魔にならないように、担当者同士で喜びを分かち合っています。
性能以外で研究者の方に喜ばれることは、カワイの防音室が引越ししやすい点です。カワイの防音室は、『ルームインルーム』タイプで、その特徴は、建物の部屋にもう一つの部屋を置くイメージです。防音室は研究室のレイアウト変更、大学構内の他の研究棟への引越し、先生と一緒に他の大学への移動などをする場合があるため、『ルームインルーム』タイプは移動に便利です。ある研究機関の先生たちのなかで、カワイのユニットタイプが流行っているという嬉しい情報を聞いたこともあります。
また、カワイが得意とするサイズ変更や特注仕様も大変人気です。「何でもしてもらえるみたいだね」...我々にとっては、とても誇らしくなるお言葉です。製造工場と設計部門が同じ場所にあるので、特注の図面を書いて工場の製造担当に持っていくと、「また、今回のはすごい仕様だね」と言って、新しい仕様にチャレンジしてくれます。ホンダさんやスズキさんの発祥の地、浜松の「やらまいか精神(まずは、やってみるかという新しいことに挑戦する気持ち)」を持った人が工場で働いています。たまに、張り切り過ぎて失敗することもありますが、それも含めて「やらまいか精神」だと思っています。
そんな工場だから、納期も早いです。その訳は、パネル工法(床や壁や天井をパネルにして工場で製作し、現地で組み立てる工法)なので、よく使われるパネルは予め、在庫で持っており、特別なパネルだけを注文を受けてから製作するので、時間短縮出来ます。ただし、在庫を持っていない、完全特別仕様のオーダータイプは少し時間がかかりますが、同業他社と比べると早い方ではないかと考えています。カワイ以外のメーカーで予算を取っていた防音室が納期の都合で、お問合せいただく場合も多々あります。これは、予算は年度内に消化しないといけないからだと思いますが、納期が無い場合は、諦めないで、是非ともカワイにお声掛けいただきたいと思います。
ピアノの騒音対策として開発されたカワイ防音ルーム「ナサール」が、大学の研究にお役に立つことが出来れば、直接お話をお伺いする営業担当、防音室の仕様を考え設計する技術担当、特別仕様の製品を作ることに生きがいを感じている製造担当にとって、最大の喜びです。
ご連絡をお待ちしております。